Multi Display System
マルチディスプレイシステム構築サービスについて
マルチディスプレイシステムは、TDW(Tiled Display Wall) などと呼ばる、複数のディスプレイをタイル状に敷き詰め、一つの巨大な画面を実現するシステムです。 2、3面の小規模なシステムから36面等の大規模なシステムまで、ご利用目的に最適なシステムを構築いたします。
システムパーツの選定、構成のご提案から、ディスプレイ設営のためのフレーム、アームなどの特注、設置まで、お気軽にお問合わせください。
マルチディスプレイと大型スクリーンとの違い
マルチディスプレイ
メリット:
- 解像度が高く、画素ピッチが細かい
- 汎用品により構成可能なため安価
- OSの機能や無償配布のミドルウェアによって形成
- パーツ、ケーブルが多くなりがち
大型スクリーン
メリット:
- 屋外、スタジアムなどさまざまな場所で導入実績がある
- 専用品、特注品になる場合が多く非常に高価
- 画素ピッチが大きくなりがちなため荒く見えるコンテンツもある
主なシステム構成
単体サーバ構成
単体サーバの場合、1システム内の設定で済むため導入は比較的簡単です。またグラフィックドライバの機能で安価にマルチディスプレイの処理が可能な場合があります。しかし、ディスプレイ数の制約があるため小規模のシステムに向きます。
ディスプレイの最大数制限:
- 10面、OS仕様による制限(一部Windows)
- 24面、拡張スロット数とバス速度による制限(Linux)
複数サーバによるクラスタ構成
複数サーバの場合、ミドルウェアを用いることでクラスタとして動作させます。そのため、ディスプレイ数はサーバ数に応じて増やすことが出来、ディスプレイ数の制限もありません。また、ミドルウェアの選択によりメリットデメリットが異なります。
ディスプレイ数が増えた場合の主な制限:
- ネットワーク帯域の制限
- 表示コンテンツのソフトウェアライセンスの制限
マルチディスプレイシステム構築
ご利用目的に最適なマルチディスプレイシステムをご提案いたします。
ご予定のディスプレイ数、目的など、分かる範囲でお知らせください。当社専任スタッフより、折り返しご連絡させて頂きます。
導入実績ディスプレイ
SHARP、Samsung、NEC、Victor、DELL、Mitsubishi
その他のディスプレイについてもご相談下さい。
構築事例1
25面TDWシステム
- 25 x シャープ製60インチ 狭フレーム サイネージディスプレイ
- 解像度:6380 x 3840(高さ4m、幅7m)
- 7 x 4Uラックマウントサーバ クラスタ
構築事例2
トラッキングカメラ搭載 立体視10面システム
- 10 x Victor製46インチ 3D対応ディスプレイ
- 6 x タワー型サーバ クラスタ
構築事例3
36面TDWシステム
- 解像度:18000 x 4300
- 9 x 4Uラックマウントサーバ クラスタ